【前編】25卒内定者にきく!部活動での経験と就職活動
今回は、GMOアドパートナーズ連結企業にて内定者インターンとして働き、2025年4月に新卒として入社予定の緒方さんにインタビューしました。
学生時代の部活動の経験や就活中のエピソードについてお話いただきました。
チアリーディングに打ち込んだ学生生活
ー 自己紹介をお願いします!
2025年度 新卒内定者の緒方小夏と申します。現在、チアリーディング部に所属しています。担当ポジションは「スポット」と「グランドベース」で、人を下から支えたり、上へ投げたりする役割を担っています。幹部時代には、渉外係、宴会係など3つの役職を担当しました。
ー 部活動に打ち込んだ学生生活だったんですね。特に印象に残っている経験はありますか?
部活で印象に残っている経験は2つあります。
1つ目は、自分自身や周囲としっかり向き合いながら前に進んでいく経験をしたことです。チアリーディングは、技の失敗が大きな怪我に繋がる可能性があるため、練習中だけでなく、日常的なコミュニケーションが非常に重要です。そのため、チームや学年間でのミーティングだけでなく、一人一人がどうあるべきかを考え自分の弱みや直すべきところに向き合う場面もあり、自分の考え方そのものを変えることもありました。4年生になった現在は、後輩一人一人と積極的に関わり、弱みや課題など一緒に向き合い直していこうと促す側になりました。こうした経験を通して、深く向き合う力が養われたと感じています。
特に印象深いのは、幹部として活動した1年間です。当初は、各自が自分の役割に集中するあまり、周囲の仕事が見えず、確認不足やミスが発生することがありました。そのため、誰か1人のミスではなく「幹部全員の責任」として捉え、全員で改善に向けた話し合いを重ねました。結果として、お互いに進捗状況を報告し合って自分以外の仕事にも当事者意識を持つことができ、ミスや問題が発生しても誰かを責めるのではなく、全員で前向きに問題解決に取り組めるようになりました。
2つ目は、アキレス腱を断裂して競技から半年間離れざるを得なかったことです。中学生の頃から続けてきた競技生活で大きな怪我はほとんどなかったため、これが初めての挫折でした。競技に参加できないことで孤独感や虚しさを感じ、自分自身で疎外感を抱えてしまいました。最初は周囲から励まされても、「自分がいなくても代わりはいる」と感じる瞬間があり、自分の存在意義について考えさせられました。
しかし、「競技に参加できない今の自分に何ができるか」を考えて行動することで、練習のサポートやアドバイスなど自分なりの役割を見つけました。この経験を通じて、泥臭くても前を向いて進む力を身につけることができたと思います。
部活動と就職活動の両立
ー 部活動を通して得られた経験やスキルは、就職活動にどのように活かされましたか?
チアリーディングで培ったスキルは、就職活動でも大いに役立ちました。たとえば、笑顔で周囲を明るくする力や、目標達成のために仲間と試行錯誤しながら努力を続ける忍耐力です。また、自分の考えを発信するだけでなく、相手の意見を引き出しながら異なる立場の人と着地点を見つける力も、グループワークや面接で活かされました。
面接では、自分の意見を伝えることが多いですが、それは競技やミーティングにおいて自分の考えを伝えたり、意見をすり合わせたりする経験に近いものがありました。そのため、違和感なく取り組むことができたと思います。
また、チアリーディングは技の失敗を繰り返しながら、最後にはすべての技を成功させてノーミスの演技にすることを目指す競技です。そのおかげで、「失敗しても次に活かせばいい」と前向きに考える思考を身につけました。この思考は、就職活動においても役に立ちましたね。たとえ面接で少し上手くいかなかったとしても、気持ちの切り替えがとても速くでき、その反省を活かして次に挑戦することができたため、全体的に楽しく就活を進めることができました。
ー 楽しく就活に取り組まれていたんですね!活動中に苦労したことはありましたか?
3年生の時、部活での役割が増え、就活との両立が大変でした。部の規則で体調不良と冠婚葬祭以外は休むことができなかったため、合同説明会や面接には、限られたオフの日を使って参加していました。一方で、周りの学生たちは長期インターンに参加したり、多くの説明会に出席したりしていることを知り、焦りを感じることもありました。
それでも、自分にできることを全力でやるという姿勢を大切にし、短い時間でも効率よく準備を進めるよう努めました。
ー 緒方さんはいつから就活を始めましたか?
私が就活を始めたのは、3年生の9月頃でした。夏休み中は大会があり、ほぼ全ての時間を部活に費やしていたため、就活に手をつけられる状態ではありませんでした。12月にも大会は控えていましたが、大学の授業が少ない分、余裕があったので、9月以降は合同説明会やインターンに参加しながら業界や職種について考え始めました。そして11月末からは早期選考の面接を積極的に受け始めました。特に「どうしても入りたい企業」に限定せず、少しでも興味のある企業にはエントリーし、面接の練習や場数を踏むことを意識しました。就活を始めるタイミングとしては遅めだったと感じますが、部活動と並行している同期たちも同じような状況でした。
ー 効率よく就活を進めるために、工夫していたことはありますか?
就活を進めるにあたって、オフの日をうまく活用しながら取り組みました。1年生のときにできるだけ多くの単位を取得しておいたおかげで、3年生の後期には比較的時間に余裕が生まれました。そのため、就活用のオフの日を作りやすくなり、計画的に説明会や面接に参加することができました。
また、最初のうちはスーツ姿の面接官と話すだけでも緊張していましたが、早期選考に参加することで、「話すことに慣れる」「緊張を和らげる」といった感覚を身につけることができました。
もちろん、適当に企業を選ぶわけではなく、興味のある企業を選んだ上で多くの面接を受け、失敗を恐れずに何度も面接に挑むことが大事だと思いました。場数を踏んで少しずつメンタルを鍛え、緊張を味方にして面接を楽しむことが、最終的に本選考での成功につながったと感じています。
インタビュー前編をお読みいただき、ありがとうございました。
今回はGMOアドパートナーズ 25新卒内定者の緒方さんに、学生時代の経験と就職活動についてお話しいただきました。後編では、就職活動だけでなく内定者インターンでの経験についてもお伺いします!
後編もぜひご覧ください!